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【ニッポン放送・飯田浩司のそこまで言うか!】香港へ「抗議決議」すべき時期だ 習主席の国賓来日「日本は人権軽視」と世界に逆アピールしてしまうのでは? (1/2ページ)

 東京農業大学の日本人男子学生の一時拘束もあり、香港の深刻な情勢について、やっとワイドショーを含む、日本のメディアも大きく報じるようになりました。

 もともと、学生や市民のデモ隊は中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「『逃亡犯条例』改正案の撤回」を求めていました。これに、「デモの暴動認定取り消し」「警察の暴力に対する独立調査委員会の設置」「拘束したデモ参加者の釈放」「普通選挙の実現」を加えて、「五大要求」が掲げられました。

 これに対し、香港政府は圧力で答えました。

 今や、警察は警告なしで実弾を発砲し、ゴム弾、催涙弾を雨あられのように降らせます。抗議者ではなく、ただ通りかかった一般人も拘束することがあります。

 さらに、香港公共放送RTHKは「警察による催涙弾の使用で、有毒なダイオキシン類が発生することを確認した」と報じました。

 ダイオキシン類がもたらす環境汚染や健康被害というと、ベトナム戦争で米軍が使用した枯葉剤の後遺症被害が思い浮かびます。報道が事実だとすれば、人道面からも深刻な問題が発生している可能性もあり、国際機関が成分の調査を早急にする必要があるはずです。

 ところが、日本の政府高官やメディアは、「警察の暴力は問題だが、デモ隊側も暴力をエスカレートしている」といった、両論併記的な発言や報道に終始しているようにみえます。

 それを端的に表したのが、14日の参院外交防衛委員会での茂木敏充外相の答弁だと思います。佐藤正久議員の質問に、衝突の長期化、過激化に憂慮を示し、事態の早期収拾に期待を示したうえで、「日本のハイレベルが、この問題に対して、デモ隊であったり、香港政府、中国、どちらかに偏った発言をすると、平和的な解決に向けて本当にプラスになるのだろうか」と答弁しました。

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