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【大前研一 大前研一のニュース時評】食べログ、ぐるなび…グルメサイトの予約席“囲い込み”にメス! 公正取引委員会が調査 (2/2ページ)

 出るか出ないか、評価が高いか低いかで大きな差になる。そうであるならば、店の評価はフェアにやってほしい。これは徹底的に解明したほうがいい。アンフェアなところは、たたきのめしていただきたい。

 これに関連して、面白いと思ったのが、11月29日に発売された「ミシュランガイド東京2020」で、「3つ星」の評価を12年連続で得てきた「すきやばし次郎本店」(東京・銀座)が消えたというニュースだ。掲載されなかった理由は、人気が高じて、一般客の予約ができなくなったからだという。「鮨さいとう」(東京・六本木)も同じ理由からミシュランガイドの掲載外となった。

 「すきやばし次郎」はビルの地下の10席ほどの小さなすし店。アメリカで「次郎は寿司の夢を見る」という映画を見たオバマ前米大統領が来日した際、安倍晋三首相がそれを知って招待したということでも有名になった。

 予約がとれない店はいくつもあるが、その理由を聞くと、実は行った人がその場で次の予約を取ってしまうことも多いという。やはり常連さんは大事にされ、ほかの人のようには待たないというわけ。

 私の知る「1年先しか予約が取れない寿司屋」は少しおかしなことをやっている。2席入れ、1席開けて2席、1席開けて2席としているのだ。だから、その空き席をくっつけてもらえば座れる。有名人や常連にはそのようにして席を空けているのだ。

 その店は味がよくないから、無理して行こうとは思わないが、それでも「1年先しか予約が取れない」となると、ますます人気が出る。これも問題だ。こういったことも含めて、ネットもリアルも思い切って透明化してもらいたい。

 ■ビジネス・ブレークスルー(BBTch)の番組「大前研一ライブ」から抜粋。

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