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【長谷川幸洋「ニュースの核心」】野党「桜を見る会」中止にした成果は率直に評価 しかし、いまだ追及続ける意義は… (1/2ページ)

 野党が「桜を見る会」問題で相変わらず、安倍晋三政権を追及している。私は普段、あまり野党をほめないが、この問題では率直に評価したい。なぜかといえば、早々と来年の会を中止させ、数千万円とはいえ、税金の無駄遣いを改めさせたからだ。これは立派な成果である。

 かつての民主党政権時代には、民主党も「桜を見る会」を事実上、自分たちの後援会活動に利用していた。安倍政権を追及すれば、自分たちにも「ブーメラン」になって跳ね返ってくるのを承知のうえで、野党は安倍政権を攻め立てた。

 見方によっては、野党は自分たちが向こう傷を負うのも覚悟して、税金の無駄遣いを改めさせた形になる。なんとまあ、素晴らしい自己犠牲の精神ではないか(=ここまで言ったら、ほめすぎか)。

 このあたり、マスコミの側も見習うべきかもしれない。

 というのは、「桜を見る会」の参加者の中には、悪質なマルチ商法で経営破綻し、特定商取引法違反容疑で警視庁などの家宅捜索を受けた磁気治療器販売会社「ジャパンライフ」の元会長がいた。ネットで報じられているが、元会長はテレビによく登場する政治評論家やコメンテーターたちと親しく、彼らを通じて政界にも食い込んでいった可能性がある。

 中には、ジャパンライフの宣伝材料に、実名、写真入りで登場していたケースもあるようだ。

 ところが、そんな評論家たちが今回、元会長について何かコメントしているかといえば、どうも口をつぐんでいるらしい。こんな事態になってテレビでコメントするなら、野党のように、多少のブーメラン覚悟で解説した方が、よほど説得力があったのではないか。

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