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関電金品受領問題 森山元助役による恫喝の肉声…幹部に工事情報強要

 関西電力役員らの金品受領問題で福井県高浜町の元助役、森山栄治氏(故人)が1996年、関電側が発注予定の原発関連施設の工事について当時の関電幹部を執拗にどう喝し、情報提供を迫る電話を録音した音声が残っていたことが分かった。共同通信が幹部の業務日誌とともに入手。「おまえのとこへ問題点持ってったるぞ」と業務を妨害するような発言もあった。

 関電側は30年以上、森山氏に特別待遇を続けてきたとされるが、癒着を裏付ける肉声が明らかになるのは初めて。

 該当工事は福井県美浜町で96年9月に建設が始まり翌年11月に完成した「原子力安全システム研究所(INSS)」の新研究所。京都府精華町からの移転に伴う工事で、最終的にゼネコンの熊谷組が受注した。

 同年7月4日の電話とみられる約20分の音声で、森山氏は工事情報がもたらされない状況にいら立ち、幹部に対し「おまえらにこら、どこまで頭下げていかなんじゃ!(頭を下げなければならないのか)」と怒鳴りつけている。

 当時の副社長には既に話を通していると受け取れる発言をし、会長や社長経験者も呼び捨てに。「納得のいく回答を客観的にしてみい。けれども君の主観だけであれしてったら、事が収まらんいうことだけは知っとれよ」と、対応を迫った。

 7月19日とみられる音声では幹部が電話をかけると「あーどうも」と打って変わって上機嫌に。幹部が森山氏の要望を受け、社内でやりとりしたと報告すると「うわー、わざわざそんなもう」と持ち上げた。

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