記事詳細

ゴーン被告、世界から“総スカン”! レバノンが渡航禁止命令、米当局は家族から聴取、仏紙も皮肉な論調で… (1/2ページ)

 保釈中にレバノンに逃亡した日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(65)=会社法違反(特別背任)罪などで起訴=が、レバノン当局に渡航禁止命令を受け、パスポートを押収された。8日には約2時間半にわたる記者会見で自己正当化を繰り返したゴーン被告だが、国際世論はなびかなかった。

 会見翌日の9日、レバノン検察当局はゴーン被告に国外渡航の禁止を命じた。日本政府の要請を受けた国際刑事警察機構(ICPO)が、被告の身柄拘束を求める「国際逮捕手配書」をレバノン当局に送付。検察はゴーン被告を首都ベイルートで事情聴取した。

 レバノン検察は渡航禁止に絡み、ゴーン被告のパスポート差し押さえを決定。逃亡時に所持していたとされるフランスのパスポートの可能性がある。渡航禁止命令は、ゴーン被告を日本に引き渡さないという意味合いもあるとみられるが、当面はレバノンに閉じ込められることになる。

 米司法当局も動いている。昨年12月、東京地検特捜部の要請を受けゴーン被告の米国在住の息子や娘から事情を聴いたことが分かった。被告側に還流された日産資金の一部について、息子が経営に関わっていた米国の投資会社に流れた疑いがあるとみている。

 10日付産経新聞は、妻のキャロル・ナハス容疑者(53)=偽証容疑で逮捕状=が、レバノンやオマーンなどの事件関係者と、隠語を使って口裏合わせなどの証拠隠滅を図っていた疑いがあると報じた。