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【ケント・ギルバート ニッポンの新常識】憲法改正はまだか!? 安倍首相は意欲も…見えてこない自民党の本気度 「大キャンペーン」を打って国民に訴える努力を (2/2ページ)

 英国が2016年、EU(欧州連合)離脱の国民投票を行った際には、「反対派が有利」といわれたなか、離脱派がSNSを巧みに利用して勝利したと言われている。米国でも、前ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ氏が大統領選の出馬に向けて1000億円を使うとされる。国民の賛同を得るには、そのぐらいの本気度、迫力が必要なのだ。

 現行憲法は「戦勝国によるペナルティー」「不平等条約」といえる第9条を受け入れさせられた。それで、中国の軍事的覇権主義に対抗できるのか。北朝鮮の脅威に備え、拉致被害者を奪還できるのか。本当の意味での同盟国を得られるのか。政府は論理的に国民に説明する必要がある。

 いずれにせよ、現状では自民党の憲法改正への本気度が見えてこない。このままでは、国民の気持ちが憲法改正から離れても驚きはしない。

 ■ケント・ギルバート 米カリフォルニア州弁護士、タレント。1952年、米アイダホ州生まれ。71年に初来日。著書に『儒教に支配された中国人・韓国人の悲劇』(講談社+α新書)、『トランプ大統領が嗤う日本人の傾向と対策』(産経新聞出版)、『日本覚醒』(宝島社)など。

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