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【くどうまおり 幸せおじさん製造所】言葉の抵抗感がある「まだ、結婚しないの?」

 新卒入社した会社の元同僚の結婚式に参加しました。

 披露宴の丸テーブルを囲んだ元同僚たちも、もうほとんど結婚や妊娠を経験していて、「子供の名前どうするの?」といった話を聞きながら、(もうそんな年になったのか…)と改めて27歳という自分の年齢を感じました。

 式が進行するにつれ、「まだ結婚しないの?」と何人かに聞かれ、笑いながら、「わからないなぁ」なんて適当にかわす私。少しもやもやとした感情が生まれます。

 2017年に結婚情報誌ゼクシィが、《結婚しなくても幸せになれるこの時代に私は、あなたと結婚したいのです。》というコピーを出し、共感を得ました。今の社会は「結婚しても、しなくてもいい」風潮に変わってきています。

 しかし、肌感覚では、いまだ「結婚するのが当たり前だ」という価値観が植え付けられているように感じます。「まだ結婚しないの?」という「まだ」という単語には、その価値観が匂うのです。

 結婚は目的ではなく、自分を幸せにするための「手段」。私はそう考えています。自分の人生を設計していくにあたり、一緒にいた方が良い相手がいて、その人もそれを望むのであれば結婚したいと。

 一方で、「妊娠適齢期」の存在が少し焦りを感じさせてきます。今は子供が欲しいと思わないけれど、いつか欲しいと思う日がくるかもしれない。

 最近、「卵巣年齢チェック」というものを試してみました。自分の血液をとって、卵巣の年齢がどれくらいなのか確認ができるのです。結果待ちなのですが、診断の内容によっては卵子凍結なども検討していきたいなと考えております。

 医療を駆使しながら、自分の人生プランを考えられる世の中になった今、結婚しても、しなくてもいい時代ではないでしょうか。なので、できるだけ、「まだ結婚しないの?」ではなく、「結婚願望はあるの?」と聞いてみませんか? 

 ■くどうまおり 津田塾大学数学科卒。大手人材会社を経て、セクシュアルウェルネスメーカー、TENGAの広報に転職。女性向けセルフプレジャー・アイテムブランドirohaのPRなどに携わった後、この春フリーランスに。PR業務、恋愛・性・キャリアに関するコラムを執筆。

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