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ゴーン被告の「ベルサイユ婚」 仏が本格捜査へ

 ロイター通信は23日、フランス自動車大手ルノーの前会長、カルロス・ゴーン被告が2016年にベルサイユ宮殿で結婚披露宴を開く際に会社資金を不正使用した疑惑の捜査を進めている検察当局が、数週間以内に捜査の本格化に向け、より権限のある予審判事に指揮を執るよう求める方針だと報じた。

 疑惑はルノーの内部調査で浮上し、検察当局は昨年2月、ルノーからの通報を受けて初期段階の捜査を開始した。予審判事の捜査権限は検察より大きく、容疑者拘束を命じたり、国際手配を行ったりできる。

 当局は、ルノーが宮殿の修復を財政支援するメセナ契約の対価の一部として、ゴーン被告が宮殿を無償で使用したことが、背任や会社資産乱用の罪に当たるかどうか調べている。宮殿の使用料は本来5万ユーロ(約600万円)に上る。

 ゴーン被告は、宮殿の無償利用がメセナ契約の対価の一部だったことを知らなかったと主張。弁護士は被告が5万ユーロを支払う用意があると話している。(共同)

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