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【緊迫する世界】新型肺炎、感染拡大で韓国経済に衝撃! 国内で高まる「嫌中」感情…親中路線の文大統領は“四面楚歌”に 「韓国離れ」強めるトランプ政権 (3/3ページ)

 ■在韓米軍の撤退もしくは縮小も

 米中両国から脅されて、文政権はしどろもどろの対応をしている。

 「南北統一」を夢見る文大統領は、何とか北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に取り入ろうとしているが、正恩氏はしたたかだ。中国と一定の距離をとりながら、着々と核武装を進め独自の抑止力を確保しつつある。

 こうしたなか、米国の「韓国離れ」が進んでいる。

 トランプ政権は昨年末、在韓米軍駐留経費の分担金を約50億ドル(約5400億円)支払えと要求した。韓国側は激しく反発しているが、トランプ大統領は文政権に愛想を尽かしており、1月の交渉でもメドが立たなかった。

 ロイター通信は1月24日、マーク・エスパー国防長官が年内に世界規模での米軍再編に着手する見通しと報じた。在韓米軍の撤退もしくは縮小の可能性が高まってきた。

 文氏はいよいよ、四面楚歌(そか)の状況におかれている。

 ■川上高司(かわかみ・たかし) 拓殖大学海外事情研究所所長。1955年、熊本県生まれ。大阪大学博士(国際公共政策)。フレッチャースクール外交政策研究所研究員、世界平和研究所研究員、防衛庁防衛研究所主任研究官、北陸大学法学部教授などを経て現職。著書・共著に『トランプ後の世界秩序』(東洋経済新報社)、『2020年生き残りの戦略-世界はこう動く!』(創成社)など。

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