記事詳細

弾劾裁判、トランプ氏に「無罪」評決 大統領選再選濃厚に

 ドナルド・トランプ米大統領のウクライナ疑惑をめぐる米議会上院の弾劾(だんがい)裁判は5日(日本時間6日朝)、「権力乱用」と「議会妨害」という訴追条項について、いずれも「無罪」の評決を出した。11月の大統領選前に、野党・民主党は「トランプ氏=不適格」と印象付けたい思惑があった。米国経済が好調のなか、トランプ氏の再選が濃厚となった。

 上院はこの日、陪審員役の上院議員100人が、ウクライナ疑惑をめぐる2つの訴追条項について、有罪か無罪を支持するかを表明する最後の手続きを行った。

 大統領を罷免するには出席議員の3分の2以上が有罪を支持する必要があるが、評決では、上院で無罪を支持する与党・共和党の多数票で、無罪の評決が下った。

 米国で史上3例目となった大統領の弾劾裁判は、終始、与党ペースで進んだ。米調査会社ギャラップが4日に発表したトランプ氏の支持率も過去最高の49%となった。

 今後、トランプ氏は自らの潔白が証明されたことを弾みに、再選に向けて民主党勢力への攻勢を強める構えだ。