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正恩氏の健康不安説あるなか…後継を示唆!? 妹・与正氏が“異例”の談話発表 識者「女性トップ、すぐには受け入れられないが…」 (1/2ページ)

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹で、党中央委員会第1副部長の金与正(キム・ヨジョン)氏が3日、朝鮮人民軍が2日に行った「火力打撃訓練」を「自衛的行動だ」とする談話を発表した。朝鮮中央通信が報じた。与正氏が初めて談話を出した意義を、北朝鮮情勢に詳しい麗澤大学客員教授の西岡力氏が語った。

 西岡氏によると、与正氏は昨年12月、党の宣伝扇動部第1副部長から、党で「人事と政務」を一手に握る最強の権力機関「組織指導部」に移ったという。実は、2017年ごろから組織指導部に側近を送り込み、徐々に掌握してきたようだ。

 先月末、正恩氏が党政治局拡大会議で、組織指導部長だった李萬建(リ・マンゴン)氏を突然解任した。それから間もないタイミングで、与正氏が談話を出した。

 西岡氏は「健康不安説がある正恩氏が『いずれ与正氏を自らの後継者にするのだ』と、談話を出させることで、国際社会に示したのだろう。北朝鮮は儒教国家で、女性がトップになることはすぐには受け入れられない。今後、与正氏を徐々に表舞台に出すことになるはずだ」と分析した。

 昨年には、正恩氏の叔父で、駐チェコ大使を務めた金平一(キム・ピョンイル)氏が帰国したことが明らかになった。