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【有本香の以読制毒】日本経済は“令和恐慌”寸前…コロナショックに「消費税ゼロ」の劇薬を! 安倍首相&麻生財務相の強力タッグはリーダーシップを! (3/3ページ)

 自民党有志の提言は、麻生派の安藤裕衆院議員らが中心となってまとめられたという。その動きを知ってか知らずか、麻生太郎副総理兼財務相は10日、参院財政金融委員会で「景気対策として減税が一案というのは世界の潮流。反対するつもりはない」と答弁した。

 麻生答弁に異論はないが、景気対策としての減税は「世界の潮流」というだけではない。以前、本コラムでも紹介した仁徳天皇の「民の竈(かまど)」の逸話(=家々の竈から飯を炊く水煙が上がっていないことから民の窮乏に気づいた仁徳天皇が、税を免除した逸話。日本書紀に記述)に見られるとおり、わが国においては長い歴史の教訓でもある。

 都内の老舗飲食店主は「リーマン・ショックよりも、3・11よりも今回は深刻」と嘆く。果たして、仁徳天皇の精神を現代に蘇らすことができるのか。安倍晋三首相・麻生氏の強力タッグに格段のリーダーシップを期待するところである。

 ■有本香(ありもと・かおり) ジャーナリスト。1962年、奈良市生まれ。東京外国語大学卒業。旅行雑誌の編集長や企業広報を経て独立。国際関係や、日本の政治をテーマに取材・執筆活動を行う。著書・共著に『中国の「日本買収」計画』(ワック)、『「小池劇場」の真実』(幻冬舎文庫)、『「日本国紀」の副読本 学校が教えない日本史』『「日本国紀」の天皇論』(ともに産経新聞出版)など多数。

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