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トランプ大統領、新型コロナ対処へ「国家非常事態宣言」 安倍首相は今夕会見で五輪展望言及も (1/2ページ)

 ドナルド・トランプ米大統領は13日、ホワイトハウスで記者会見し、中国発の新型コロナウイルスの感染拡大に対処するため国家非常事態を宣言した。米国では急速に感染が拡大し、株式市場が急落するなど経済も打撃を受けており、緊急の対応が必要と判断した。一方、欧州でも、イタリアやスペイン、ドイツ、フランスなどで感染者や死者が激増している。パンデミック(世界的大流行)の中心地が移動しつつある。

 「連邦政府の力を最大限使えるようにするため、国家非常事態を正式に宣言する」「われわれは疫病と闘う」

 トランプ氏はこう言い切った。米国の国家非常事態宣言は、テロや治安維持、深刻な疫病の発生などを想定し、大統領に広範な権限を与える。

 米国では、全米50州のうち47州で感染者が確認され、13日時点で感染者数が1800人を超え、41人が死亡した。各地で学校の閉鎖が相次ぎ、プロスポーツの試合や音楽祭など大型イベントも中止に追い込まれている。

 トランプ氏は、連邦予算から500億ドル(約5兆4000億円)を支出し、民間企業と提携して検査キットの生産を加速するなどして、感染拡大の抑え込みを図る。トランプ政権は同日、感染拡大防止策として欧州からの入国禁止措置を発動する。

 欧州の状況は深刻だ。

 感染者1万7660人、死者1266人(13日現在)というイタリアのほか、スペイン、ドイツ、フランスなどで感染者・死者が急増、感染はほぼ全域に拡大している。1日当たりの新規感染者は、2月26日以降は中国本土よりも中国以外で多くなっている。

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