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「あいちトリエンナーレ」補助金不交付見直し、文化庁の決定どうみる 門田隆将氏「萩生田文科相はどうしたのか?」 (1/2ページ)

 文化庁は23日、国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」への補助金を一部を減額し、愛知県に支給すると決めた。芸術祭の企画展では、昭和天皇の写真をバーナーで焼き、灰を足で踏み付けるような映像作品などを、公共施設で税金を投入して公開することが問題視された。現地取材した、作家でジャーナリストの門田隆将氏に聞いた。

 「文化庁には『表現の自由』への見識がなかった。本来は司法の場で愛知県と堂々と戦うべきだった」

 門田氏はこう語った。

 文化庁は、企画展「表現の不自由展・その後」の作品に批判が殺到して一時中止になったため、県が補助金申請の際に会場の安全性や事業の円滑な運営を懸念しながら報告しなかったとして、内定していた補助金の不交付を昨年9月に決めた。

 これに対し県は、補助金適正化法に基づき不服を申し出た。県は審査の過程で安全面などの懸念を事前に報告しなかったことを認めて今月19日、不服申し出を取り下げたうえで、企画展の再開に要した経費などを除いて再び補助金を申請。文化庁は一転、交付が適切だと判断した。

 企画展には、昭和天皇に関する冒頭の作品だけでなく、英霊を冒涜(ぼうとく)するような作品、慰安婦を象徴する少女像もあった。「表現の自由」(憲法第21条)と、「公共の福祉」(憲法第12条)をめぐる論争もあった。

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