記事詳細

WHOに非難殺到! 露骨な中国寄り姿勢にトランプ氏激怒、資金停止も検討 テドロス氏辞任要求は75万人に (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの感染が中国から世界に拡散したことで、責任を免れないのが世界保健機関(WHO)だ。「中国忖度(そんたく)」と「台湾無視」は露骨で、テドロス・アダノム事務局長の辞任を求める声も高まる一方だ。トランプ米大統領も中国寄りの姿勢に激怒し、米国からの拠出金凍結または削減を検討すると表明した。

 トランプ氏は7日、米政権が1月に中国からの外国人の入国制限措置を実施したことに対してWHOが「感染拡大防止に効果的でない」などと否定的だったことに関し、「WHOは私の判断を批判したが、彼らの方が間違っていた。彼らはいつも間違ってきた」と非難した。米国はWHOへの最大の資金拠出国で、2017年は約5億ドル(約544億円)を拠出したが、米議会では、現状のままなら拠出金を連邦予算から出すことを阻止する動きも出始めている。

 これに対し、テドロス氏は8日の記者会見で、トランプ氏の名指しはしなかったが「さらなる死者の増加を望まないのであれば、政治問題化するのは、やめてほしい」と反論。一方で「われわれも人間なので間違うこともある」と述べた。

 国際政治学者の藤井厳喜氏は、「WHOは本来、政策よりも各国への早期警戒が役割で、多少は狼少年のように騒ぎ過ぎてもよいほどだが、緊急事態宣言時には事実上、パンデミック(世界的大流行)になっていたというのは異様だ」と指摘する。

 署名サイト「Change.org(チェンジ・ドット・オーグ)」では、テドロス氏の辞任を求める署名は4月8日時点で約75万人となった。

関連ニュース