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【長谷川幸洋 ニュースの核心】安倍首相、遅すぎる「コロナ対応」のワケ 「ポスト安倍」をめぐり、菅氏との関係が… (1/3ページ)

 新型コロナウイルスに対する、安倍晋三政権の対応に批判が高まっている。「布マスク2枚の配布」に加えて、遅れた「緊急事態宣言」の発令、緊急経済対策のみすぼらしさ、直近では歌手とのコラボ動画と、いずれも評判が悪い。

 振り返れば、安倍政権の対応は、最初からギクシャクしていた。

 例えば、中国・武漢から邦人を救出したチャーター機の費用1人8万円は当初、本人負担のはずだったのに、途中で政府負担に変えた。

 英国船籍のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」では、対応した官僚に何人もの感染者を出したうえ、感染の可能性を完全に排除できない乗客の下船と帰宅を認めてしまった。

 中国に対する入国制限は当初、湖北省と浙江省に限定し、中国全土に広げたのは、習近平国家主席の「国賓」訪日延期の発表と同時だった。「中国に遠慮した」とみられても、仕方がない。

 PCR検査は今ごろになって、韓国や米国のような「ドライブスルー方式を検討」と言っている。

 極めつけは、緊急事態宣言の遅れと中身が乏しい経済対策である。各社世論調査によれば、8割前後が「宣言は遅すぎた」と答えている。遅れたのは「経済対策とセットで発表」と考えたからだろう。

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