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金正恩氏「脳死情報」真相は!? 識者の見方も割れ…「もう隠し通せない」「“親北”韓国・文政権への攻撃をそらすための心理戦か」 (2/2ページ)

 中国語や韓国語で「正恩氏は地方視察中に倒れ、心臓の血管にステント(=金属製のコイル)を植え込む手術を受けたが失敗した」と伝えるサイトもあるが、真偽は不明だ。米メディア記者は「脳死説」をツイートした後、削除している。

 米国拠点の北朝鮮分析サイト「38ノース」は25日、最新の衛星写真に基づき、正恩氏の特別列車とみられる列車が今月21日以降、東部元山(ウォンサン)の専用駅に停車していたのが確認されたと伝えた。

 さまざまな情報が飛び交うが、識者はどう見るか。

 北朝鮮情勢に詳しい元日本共産党国会議員団秘書で、ジャーナリストの篠原常一郎氏は「北朝鮮の統治機構につながる信頼できる中朝情報筋によると、正恩氏は脳死状態にあるようだ。今年の元日、恒例だった正恩氏の肉声による『新年の辞』が報じられなかったが、昨年秋には『心臓にダメージを受けた』という情報もある。後継者とされる妹の金与正(キム・ヨジョン)労働党第1副部長も『もう隠し通せない』と思っているのではないか」と語った。

 まったく違う見方もある。

 元韓国国防省北韓分析官で、拓殖大学主任研究員の高永●(=吉を2つヨコに並べる)(コ・ヨンチョル)氏は「正恩氏の『重篤説』が出たタイミングが重要だ。先の韓国総選挙での不正がバレて、北朝鮮に近い文在寅(ムン・ジェイン)政権が攻撃されそうになっている。北朝鮮が、韓国国民の目をそらそうと情報心理戦を仕掛けた可能性がある。私は、正恩氏は回復して元山で静養していると思う。近く、ミサイル発射をした場面で、正恩氏が突然、表舞台に現れる可能性もあるだろう」と分析している。

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