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在宅時間増加で“騒音トラブル”3割増! コロナで殺す、殺されるの事態に…カッとなったらまず深呼吸を (1/2ページ)

 新型コロナウイルス感染拡大で在宅時間が増える中、近隣住人との騒音トラブルが相次いでいる。東京都足立区では殺人事件に発展する事態も発生。3、4月に警視庁が受理した騒音に関する110番は昨年比で3割近く増えた。こんなときにコロナを遠因に事件を起こしたり、ましてや人を殺す、殺されるなどの事態になっては、この疫病を恨んでも恨みきれない。冷静、我慢。もう少しの辛抱なのだが…。

 「出てこい、ぶっ殺すぞ」。5月4日夜、男の叫び声とドアをたたく音が足立区のアパートに響き渡った。妻子を連れて両親宅を訪れていた建築業の男性(38)がドアを開けると、包丁を持った隣人の男。男性は腹を刺され、間もなく死亡した。

 警視庁によると、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された無職、蛭田静治容疑者(60)は「子供の足音や声がうるさく、我慢の限界だった」と説明。翌5日深夜には江戸川区のアパートで、無職、高橋宣治容疑者(80)が隣室の男性(62)の首を包丁で切り付け、「物音がうるさかった」と供述した。

 コロナの不安が社会を覆った3、4月、都内で騒音関連の110番は計2万4245件に上り、昨年同期(1万8864件)と比べ、28・5%増加。「外出自粛せずに公園で子供が遊んだり人が集まったりしている」など不安や在宅疲れのストレスを反映したような内容も目立ち、警視庁幹部は「普段気にしないことに敏感になる人もいるのでは」と分析する。

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