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【高須克弥 Yes!高須のこれはNo!だぜ】「自粛警察」は少し冷静に…“暴走車”になってはダメ (1/2ページ)

 新型コロナウイルス感染拡大防止のために緊急事態宣言が発令されてから、インターネット上ではいわゆる「自粛警察」ということばが出てきた。店舗の営業や個人の行動の自粛を過度に求めようとする行為のことで、トラブルも起きている。

 これまでボクのツイッターアカウントにも自粛警察の皆さんから批判が飛んできたよ。たとえば行きつけのコメダ珈琲でコーヒーを飲んでいるところを写真付きで投稿すると、「こんなときに」とか「感染が広がったらどうするつもりだ」といったコメントが飛んでくる。店内にいるのはボク1人で、感染リスクが高いはずもないんだけどね。それに、店員さんたちは予防対策をきちんととった上で営業しているし。

 もともと日本人はルールやマナーに対して厳しい目を向けがちだ。法律ではないものでも、「みんなで決まりを守って秩序を保とう」ということになる。村の掟を守らないと、たちまち指をさされるようになるんだ。

 こうした厳しい気質や以前からの風習は、今回のコロナには有効に働いたといえる。ルールを守りながら生活しようという意識が高いから、感染拡大に歯止めがかかったんだ。マスクをつけて出歩くことも、これまでインフルエンザや花粉症対策の観点から普通だったから、抵抗感を持つ人はそれほどいなかっただろう。

 しかし、自粛警察のような動きが暴走すると社会は逆に混乱してしまう。自警団よろしく因縁をつけてもめ事を起こすようでは本末転倒。本人たちは正義感からやっているのかもしれないが、あちこちでいさかいが起きてしまい、秩序や治安がたもたれなくなるんだ。

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