記事詳細

黒川氏の処分、官邸関与を否定 野党は追及する方針固める

 安倍晋三首相は25日の記者会見で、賭けマージャンで辞職した黒川弘務前東京高検検事長の訓告処分について、法務省に加え「(稲田伸夫)検事総長も訓告が相当だと判断して処分した」と述べ、同省は懲戒が相当としたのに官邸が懲戒にしないと判断したとする共同通信の報道を否定した。

 政府関係者によると、法務省の辻裕教事務次官が直接、黒川氏に事実関係を聞き取り、東京高検も個別に調査を行った。そのうえで、辻氏が森雅子法相に東京高検とも協議した結果として「訓告処分が相当」と報告。森氏も含め、省内で協議した結果、辻氏の報告を省の意見としてまとめ、官邸側に伝えたという。

 賭けマージャンのレートが「点ピン」(=1000点を100円と換算)だったことが、「訓告処分」の判断となったとの見方もある。

 これに対し、立憲民主党など野党は25日、黒川氏を訓告にとどめた処分決定に、首相官邸の関与がなかったかどうか追及する方針を固めた。