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【高橋洋一 日本の解き方】トランプ氏「再選」は厳しいのか? 世論調査は前回も負け予想…直近の確率は「ほぼ50%」に (1/2ページ)

 11月の米大統領選では、新型コロナウイルスへの対応や経済悪化を受けて世論調査で民主党のジョー・バイデン氏が共和党のドナルド・トランプ大統領をリードしているとの報道もある。トランプ氏が再選できない可能性は高くなっているのか。

 米国に「リアル・クリア・ポリティクス」という政治専門サイトがある。このサイトでは、各報道機関における「トランプ対バイデン」の支持率を合算し、平均的な支持率を算出している。対象の報道機関は、ABC、CBS、NBCの3大ネットワークと、FOXテレビ、ブルームバーグ、ロイターなど7社の計10社からなる。

 5月21日のデータでは、トランプ氏が42・9ポイント、バイデン氏が48・4ポイントとバイデン氏が5・5ポイントの差をつけている。ただ、昨年9月からの推移をみると、常にバイデン氏がトランプ氏を上回っている。当初は10ポイント程度の差で、その後も5ポイント程度の差が開いている。

 この世論調査がどの程度、実際の選挙結果を予測できるだろうか。2016年11月の大統領選で戦ったトランプ氏対ヒラリー・クリントン氏のデータも見ておこう。15年7月からのデータでは、ほとんどクリントン氏がトランプ氏を上回っていた。 選挙当日の11月8日においてすら、クリントン氏46・8ポイントに対し、トランプ氏は43・6ポイントと3・2ポイント負けていた。報道機関は、もともと共和党候補に対して厳しい見方をするので、それらの選挙予想は共和党候補に不利になるようなバイアスがかかっているともいえる。

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