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テレワークに慣れ切り…「会社に行きたくない症候群」脱却のポイントは 専門家「日光を浴びることが重要」 (1/2ページ)

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言解除を受けて、朝の通勤電車が再び混雑し始めた。しかし、身も心もテレワークに慣れた会社員からは「毎日出勤する必要があるのか」と疑問も浮かぶ。「もう会社に行きたくない症候群」がひどくなると「コロナ鬱」を引き起こしかねないという。その対処法は。

 東京都内の不動産会社に勤務する男性は3月から原則としてテレワークが導入され、緊急事態宣言が解除された後も、現状は継続方針だという。

 「業務上出勤が必要な場面もあり、個人の判断で週1、2回は出勤している。それでも出社時間を調整できる分、満員電車は避けられ、周囲の様子を伺わず自分の仕事を最優先に退社できるので快適だ。正直このまま続けてほしい」と語る。

 日本生産性本部は5月中旬、20歳以上の雇用者約1100人を対象に働く人の意識がどう変わったかをインターネットで調査した。テレワークで勤務した346人にコロナ禍収束後もテレワークを続けたいかを聞いたところ、「そう思う」が24・3%。「どちらかといえばそう思う」(38・4%)も含め前向きな意向が6割を超えた。

 こうした心理について、精神科医でヒガノクリニック院長の日向野春総氏は「夏休み直後に不登校が増える学生と同じようなものだ。自宅から出ずほぼパソコンと向き合って仕事を完結させる形がパターン化されて脳に刻まれたため、いきなり出社勤務が復活すると頭がうまく働かず、けだるさを覚える人が増える」と指摘する。

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