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【日本の選択】横田滋さん死去…朝日新聞の猛省なき追悼の言葉に怒り! 真っ当な主張に違和感を覚える過去の許しがたい「社説」 (1/2ページ)

 北朝鮮に拉致された横田めぐみさん=失踪当時(13)=の父で、拉致被害者家族会初代代表の横田滋さんが5日、お亡くなりになった。享年87。心よりご冥福を申し上げるとともに、一人の言論人として拉致被害者を奪還できなかったことをおわび申し上げる。

 滋さんは常に穏やかな表情でありながらも、一貫して拉致被害者を取り戻すために闘い続けた闘士であった。

 朝日新聞は7日の「横田滋さん死去 悲劇を繰り返させまい」と題する社説で次のように説いた。

 「この悲劇を繰り返してはならない。北朝鮮の非道さを非難するとともに、日本政府には問題の解決へ向けた有効な方策を急ぐよう強く求める」

 また、6日の「天声人語」では、滋さんが常にくしを持ち歩いた逸話を紹介している。滋さんが肌身離さず持ち歩いていたくしは、めぐみさんが拉致される前日に滋さんの誕生日を祝ってプレゼントしたものであった。めぐみさんは、滋さんの誕生日の翌日に拉致されてしまったのだ。

 文章を読んだだけでは、朝日新聞の「社説」にも、「天声人語」にも、憤りを感じる人はいないだろう。社説で書かれていた北朝鮮を非難する思いは共有できるし、一刻も早く拉致問題を解決しなければならないとの主張にも異を唱える人は少ないだろう。

 また、めぐみさんの父を思う優しさと、父親として何としても娘を奪還したいとの思いを感じさせる逸話も否定すべき点はない。

 だが、私は過去の朝日新聞の許しがたい「社説」を覚えていたために、こうした真っ当な主張に強烈な違和感を覚えずにはいられなかった。どうしてかねてより、こうした主張を繰り返してこなかったのだとの怒りすら感じた。

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