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【ケント・ギルバート ニッポンの新常識】「あいちトリエンナーレ」における大村知事は独裁気質、メディアも傲慢 「表現の自由」を掲げる“護憲派”に聞いてみたい (1/2ページ)

 美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長が先週、地元・愛知県の大村秀章知事の解職請求(リコール)運動を始めると発表した。昨年開催された国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の実行委員会会長を務めた大村氏には、多くの県民や日本国民が不信感を覚えているようだ。

 芸術祭の企画展では、昭和天皇の写真をバーナーで焼き、その灰を足で踏み付けるような映像作品や、英霊を冒涜(ぼうとく)するような作品が公開されたという。

 激怒した名古屋市の河村たかし市長をはじめ、全国から批判が殺到して企画展は一時公開中止となったが、大村氏は「表現の自由」を理由にして公開再開を認めた。

 芸術家が自分の作品をプライベートな場所で公開するのは自由だが、私は県民や国民の心を傷つけるような作品を、税金を使って公共施設で公開することが正しいとは思わない。当然、「公共の福祉」による制限を受ける。大村氏は作品公開で傷ついた県民や国民に対して、「我慢してくれ」というつもりだろうか。

 高須院長の記者会見を受けて、大村氏は「(リコールへの)コメントはしない。一般論として法に触れない活動は自由だが、事実に基づけなければ誹謗(ひぼう)中傷になる」と語ったという。

 自らへの批判や苦言には耳を傾けないとすれば、どこかの全体主義国家の指導者にそっくりだ。「ツイッターで批判したらブロックされた」という話も聞いたことがあるが、「なるほど」という感想だ。

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