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与正氏の“強圧”で韓国外交崩壊!? 統一相辞意の異常事態…あちらこちらにいい顔“コウモリ外交”のツケ

 北朝鮮の攻勢に韓国外交は崩壊寸前だ。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の対話路線を一蹴し、軍事挑発の構えを見せる。文政権は悲願だった南北統一の足がかりを失い、統一相が辞意表明する事態に追い込まれた。

 「卑屈な相手とこれ以上、北南(南北)関係を論じられない」。与正氏は17日に発表された談話で、文氏の「対米従属」姿勢を非難した。

 初の南北首脳会談から20年、朝鮮戦争勃発70年の節目に間髪入れず攻勢を仕掛けることで、南北融和か米韓同盟かの二者択一を突き付けた。

 韓国大統領府は「無礼で非常識」と非難したが、対抗策は打ち出せず、金錬鉄(キム・ヨンチョル)統一相は17日、南北関係悪化の責任を取るとして辞意を表明した。「朝鮮半島の平和と繁栄を望む多くの国民の要求と期待に応えられず、申し訳ない」と陳謝した。

 文政権に対し、保守層は「北朝鮮への忖度(そんたく)だ」と非難の大合唱で、左派勢力からは米国に気兼ねして経済協力などを実行してこなかったのが原因だと批判され、国内でも板挟みだ。

 政府内には正恩氏が表に出てこないことにかすかな期待をつなぐ声もあるが、北京の外交筋は「強硬姿勢は揺さぶりではなく戦略の転換だ」と対話復帰の目はないと悲観的だ。

 あちらこちらにいい顔をしてきたコウモリ外交のツケは大きい。

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