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「とうとう、この時が…」中国による“弾圧”実情! 香港在住の日本人女性が激白

 中国による“弾圧”の余波が収らない。香港国家安全維持法(国安法)が施行され、抗議デモに参加した多くの住民が逮捕された香港。現地での生活が6年になり、観光関連会社で働く日本人女性(45)は7日までに共同通信の取材に応じ、日常生活に支障は出ていないとしつつも、「とうとう、この時が来てしまった」と語り、中国の支配が強まる今後の影響について懸念を漏らしている。

 1日の抗議デモでは、「香港独立」と書かれた旗を所持したなどとして、男女計10人が国安法違反で逮捕され、15歳の少女も含まれている。身柄を拘束された人も多数に上った。女性は、こうした情報を日本のテレビやインターネットのニュースを通じて知ったといい、「旗を持っていただけで逮捕されるというのは、ショックだった」と声を落とす。

 2014年に民主化を求める大規模なデモ「雨傘運動」が起きた際には、「本当に民主化が実現するのではないか」と感じたというが、当時もデモ参加者が次々と逮捕されたことで勢いがなくなったと振り返る。

 国安法が施行された後の日常生活については「街中を歩いていても普段と変わらないし、治安が悪くなったとは感じない」と語る。それでも、日本人同士のときには「一国二制度はなくなってしまうのだろうか」「法律の影響はこれから」といった話題になり、社会が変化する兆しを感じているという。

 「国際色が豊かで、街を歩いているといろいろな人種がいるところが面白い」という香港だが、中国が言論の自由への統制を強化することに嫌気がさし、すでに台湾などへ移住する人も出ている。女性は「ネットでの表現も今までより気を使わないといけないし、めったなことはできない」とつぶやいた。

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