記事詳細

信頼揺らぐ国際機関…トップの自国優先、利権はびこり 日本も“性善説”ではダマされるだけ 識者「中国の発言力増せば機能不全になる」 (1/3ページ)

 国際機関への信頼が揺らいでいる。新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)をめぐり、ドナルド・トランプ米大統領は、「中国ベッタリ」のテドロス・アダノム事務局長率いる世界保健機関(WHO)の対応に激怒し、米国の脱退を正式通告した。世界貿易機関(WTO)の次期事務局長選挙でも、韓国が対日交渉に利用するかのように候補者を立ててきた。国際社会の利益を図るため、高い中立性が求められる国際機関だが、現実は、トップによる自国優先の姿勢や、コネ、利権がはびこり、機能停止に陥っている組織もあるという。日本も性善説では、ダマされるだけだ。

 

 「感染拡大を防ぐ中核的な任務を果たせなかった」

 マイク・ポンペオ米国務長官は8日の記者会見で、WHOをこう突き放した。WHOのトップ、テドロス氏は、新型コロナウイルスの発生国である「中国寄り」の姿勢が目立ち、欧米諸国から対応の遅れを厳しく指摘されてきた。さらに、WHO年次総会への台湾のオブザーバー参加も認めず、「公平性に欠ける」と批判にさらされた。

 トランプ氏は何度も「WHOは中国に操られている」と非難してきたが、ついに6日、国連のアントニオ・グテーレス事務総長に対し、WHO脱退の手続きに入ると正式通知した。脱退は来年7月6日となる予定だ。

関連ニュース