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【菊池雅之 最新国防ファイル】海上自衛隊音楽隊 女性ボーカルを採用して話題、三宅3等海曹は“防衛省の顔”に (1/2ページ)

 東急田園都市線の用賀駅から閑静な住宅街を15分ぐらい歩くと、海上自衛隊の庁舎がある。ここに東京音楽隊(東京都世田谷区)が置かれている。

 防衛大臣直轄の音楽隊であり、海自の顔となっている。なお、大湊地方隊(青森県むつ市)、横須賀地方隊(神奈川県横須賀市)、呉地方隊(広島県呉市)、舞鶴地方隊(京都府舞鶴市)、佐世保地方隊(長崎県佐世保市)など、各地方隊にも音楽隊は編成されており、海自としては全部で6つの音楽隊を有す。

 東京音楽隊の歴史は古く、1951年1月、海上保安庁音楽隊として創設された。その後、海上保安庁から海上自衛隊へと組織改編されていくのに伴い、海上警備隊音楽隊、警備隊音楽隊、海上自衛隊音楽隊と名称は変わっていき、56年6月1日、今の東京音楽隊となった。

 2等海佐の音楽隊長以下、人員約70人で構成されている。そのうち、演奏者は約50人と各地方音楽隊よりも規模は大きい。また、女性自衛官だけで3分の1を占めており、女性だけのオーケストラを組むことも可能だ。

 各地方音楽隊は、3等海佐もしくは1等海尉の者が隊長を務め、人員約40人で構成されている。こちらも全員演奏者というわけではない。

 東京音楽隊は、総務科、音楽科、教育科で構成されている。

 総務科は名前の通り、部隊の総務的な仕事を執り行う。地方音楽隊では、演奏と兼務している隊員もいるが、東京音楽隊には、防衛事務官や給養(調理)員、運転手と、すべて専属の人員があてがわれている。

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