記事詳細

中国、8年前の“コロナ死”隠蔽か 英メディアが「武漢研究所の闇」に迫る報道連発 香港「国安法」に報復準備も (2/3ページ)

 同リポートは、中国の目的について、「英国の国家インフラ(原子力発電所や通信など)における中国のプレゼンスを確立し、英国での第5世代(5G)ネットワークを欧州市場への入口とする」「ファイブ・アイズ(=最高機密を共有する、米国と英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド)を弱体化させ、中国の政策を世界が支持するように仕向ける」と記し、警鐘を鳴らしているという。

 英中関係が、香港への国安法施行などをめぐって緊張するなか、ボリス・ジョンソン英政権が、国内の5Gネットワークから、中国通信機器大手「華為技術(ファーウェイ)」製品を排除する見通しとなったことが明らかになった。英メディアが6日までに報じた。

 さらに同時期、新型コロナウイルスに関する、中国側の隠蔽体質を暴露する新たな報道があった。

 英紙サンデー・タイムズが5日付で、独自の調査報道「発覚=コロナウイルスの7年間の軌跡、鉱山での死から武漢研究所まで」を発表したのだ。

 記事によると、中国雲南省の銅山の廃坑で2012年春、コウモリのふんを片付ける作業をした鉱夫6人が、39度以上の高熱を出し、重症肺炎になった。5人が呼吸困難に陥り、3人が死亡したという。

 武漢ウイルス研究所は、12年8月から13年7月まで、「コウモリ女(バット・ウーマン)」の異名を持つ石正麗氏らのチーム6人を雲南省に派遣し、現地調査を行った。分析と貯蔵を目的に、数千以上のコウモリのふんのサンプルを採取し、武漢に送った。

 石氏は16年2月に発表した報告書に、「SARS(重症急性呼吸器症候群)に似たコロナウイルスの新種を『RaBtCoV/4991』と命名した」と記した。ただ、「鉱夫3人の死」には触れなかった。

関連ニュース