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中国、8年前の“コロナ死”隠蔽か 英メディアが「武漢研究所の闇」に迫る報道連発 香港「国安法」に報復準備も (3/3ページ)

 サンデー・タイムズの記者は「新型コロナウイルス(COVID-19)と96・2%の類似性があるRaBtCoV/4991ウイルスにより、中国人鉱夫3人が重症肺炎で12年に死亡したが、武漢ウイルス研究所は、これを公にしないのはなぜなのか?」と疑問を呈している。

 ■英、香港の行政長官「制裁名簿」に

 英政府は6日、深刻な人権侵害に関与したとして、北朝鮮やロシアなどの計49の個人・組織を制裁対象に指定したと発表した。

 今回、中国の関係者は制裁対象に入らなかったが、与野党の国会議員が「香港政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は名簿に早々に含まれるべきだ」と語っている。

 国安法導入に対する英国の批判を受けて、中国の劉暁明駐英大使は6日、「中国へのひどい内政干渉。国際関係の規範を踏みにじるものだ」と批判した。

 これに対し、ドミニク・ラーブ英外相は「これは内政干渉ではなく信頼の問題。多くの国は、中国が国際的義務に従っているのか疑問に感じている」などと真っ向から反論した。

 米国やカナダ、欧州連合(EU)も同様の流れを加速しつつある。日本が今後、どちらを「正義」と考えるか、自由主義国が新時代へ助走するなか、「答え」は決まっている。

 ■河添恵子(かわそえ・けいこ) ノンフィクション作家。1963年、千葉県生まれ。名古屋市立女子短期大学卒業後、86年より北京外国語学院、遼寧師範大学へ留学。著書に『トランプが中国の夢を終わらせる』(ワニブックス)、『世界はこれほど日本が好き』(祥伝社黄金文庫)、『世界は「習近平中国」の崩壊を望んでいる』(ワック)、『習近平が隠蔽したコロナの正体』(同)など多数。

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