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英南西部、世界遺産の環状遺跡「ストーンヘンジ」の謎解明

 英南西部にある世界遺産の環状遺跡ストーンヘンジについて、立ち並ぶ巨石の大半が約25キロ北方から運ばれたことが英ブライトン大などの調査で判明した。英メディアは30日までに「巨石の起源を巡る謎が解明された」と伝えた。

 ロイター通信などによると、調査の対象は、馬蹄型に組まれるなどし、遺跡を象徴する約50のサーセン石。石から抽出した筒状の細長い試料の入手が可能となり、25キロ離れた場所の砂岩と成分の特徴が一致した。

 1950年代にひび割れした石の補強を実施した際、作業員の1人が許可を得て石の試料を記念に持ち帰っていた。試料の所在は不明とされてきたが、米国に移住した作業員が一昨年、調査目的で試料の返還を申し出た。

 サーセン石は紀元前2500年ごろに立てられたとされ、最大のものは高さ約9メートルで、30トンの重さの石もある。運搬方法は依然不明だが、調査チームは「石の大きさを考えると、引きずったか、ローラーのようなものに載せて動かしたかに違いない」とみている。

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