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【松井一郎 維新伝心】特定地域に絞り込みコロナ阻止へ…これは「命と命」の問題 米中対立、日本は「自由」「民主主義」の価値観を明確に (1/2ページ)

 大阪府は4日、新たに193人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。先月末以来、これまでで最も多い221人の感染を確認した7月29日以来、200人前後の新規感染者が確認されている。

 ウイルスは消滅したわけではない。人が動くと、どうしても感染者は出てくる。緊張感を失ってはならない。ただ、その大半は20代、30代の若者で、無症状か軽症だ。死者や重症者は低く抑えられている。

 大阪では1日から「飲み会の人数を4人以下」にするよう府民に呼び掛けている。6日からは、繁華街・ミナミの一部飲食店に時短営業や休業を要請する。これはミナミの陽性率が他地域の2倍ほどあり、特定地域を絞り込んで止めることで、感染拡大を食い止めようという狙いだ。

 政府が緊急事態宣言を出したときのように、経済全体を止めてしまうことは、人々の生活を成り立たせなくしてしまう。倒産や失業者が激増して、経済的犠牲者が多数出かねない。「国民1人10万円」の特別給付金には約12兆円かかり、無尽蔵ではない。「命か金か」という意見があるが、これは「命と命」の問題なのだ。

 新規感染者やクラスターが発生した店舗の中には、感染防止策が守られていなかったケースがある。何度も言っているが、「自分だけ良ければ」という意識は捨ててほしい。高齢者や基礎疾患を持つ人に感染すれば、その人の命を奪いかねないのだ。

 ワクチンや治療薬ができるまでは、ウィズコロナ社会における「新しい生活様式」の徹底をお願いしたい。そして、政府には感染防止策を守らない店舗に対し、「営業停止命令」ができるような法改正を求めたい。

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