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朝日新聞、首相会見の質問制止抗議「職員が腕つかんだ」 官邸は否定

 朝日新聞社は6日、安倍晋三首相が広島市内のホテルで開いた記者会見で、終了時も質問を続けた朝日新聞記者の右腕を官邸報道室の職員がつかんで制止したとして報道室に抗議したと発表した。報道室は会見前、質問は「4問のみ受け付ける」と告知しており、朝日記者は4問目の質問が終わった後に質問し、首相が答えてもさらに質問しようとしていた。

 朝日新聞社は報道室に対し、文書で「質問機会を奪う行為につながりかねず、容認できません」として再発防止を要望した。報道室は同日、文書で「腕をつかむことはしていない」と朝日新聞社に回答。「広島空港への移動時刻が迫っていた中での出来事であり、速やかな移動を促すべく職員が注意喚起を行った」とした。

 報道室は事前の説明で地元記者2問、首相同行記者2問の計4問のみを受け付けるとしており、朝日新聞社は質問機会を増やすよう幹事社を通じて申し入れていた。

 朝日記者は首相が50日近く記者会見を開いていなかった理由を聞いた。首相が「今回も新型コロナウイルス感染症について、わりと時間をとってお話しさせていただいた」などと答えると、朝日記者は「十分な時間だとお考えでしょうか」と質問を重ねた。(産経新聞)