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【ケント・ギルバート ニッポンの新常識】中国の尖閣侵入、韓国による竹島の不法占拠…戦後75年、自国の安全を他国に依存する日本の“平和ボケ” (1/2ページ)

 日本は15日、ポツダム宣言を受諾し、太平洋戦争が終了してから75年を迎える。日本国憲法は「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」を三大原則として掲げており、「日本は平和だ」と思っている人は多い。だが、日本はお世辞にも「平和」といえた状況ではない。

 沖縄県・尖閣諸島周辺海域への中国公船の侵入は、台風接近で「111日連続」で途切れたが、9日には領海侵犯が確認された。16日の休漁期間終了後、多数の中国漁船が押し寄せるとの情報もある。島根県・竹島や北方領土では、韓国やロシアによる不法占拠が続いている。

 在日米軍のケビン・シュナイダー司令官は先月末、東シナ海と南シナ海での中国による行動を非難したうえで、「米国は尖閣情勢について、日本政府を支援する約束を100%堅持する」と語った。この発言に安心した日本人もいるようだが、同盟国とはいえ自国の安全を他国に依存している状況に安心していいのか。

 ロシアとの間では、領土問題を解決できず、戦後75年たっても講和条約を締結することができない。核ミサイルの脅威を高める北朝鮮とは最近、対話すら実現していない。さらに、韓国は1965年に締結した「日韓基本条約」に異議を唱えているありさまだ。

 国内に目を向けても、日本の平和には疑問を感じる。

 文科省の教科書検定の実務を担う調査官が「北朝鮮のスパイリスト」に掲載されていたという週刊誌報道もあった。萩生田光一文科相は疑惑を否定したが、「日本の教科書は偏向している」という指摘は多い。未来を担う子供たちのためにも、検定制度は見直すべきではないか。

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