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【ポスト安倍の条件】菅官房長官、実務能力が高く希少な庶民派も… 手堅さ裏目の加藤厚労相、首相に尽くす熱さ欲しい小泉環境相 (1/2ページ)

 安倍晋三政権を、豊臣秀吉の天下に例えれば、麻生太郎副総理兼財務相、自民党の岸田文雄政調会長、二階俊博幹事長、石破茂元幹事長は「五大老」か経験者となる。

 一方、「五奉行」筆頭の石田三成にあたるのが、菅義偉官房長官(無派閥)である。実務能力が高く、自民党幹部で数少ない庶民派で、「秋田出身で横浜選出」というのも大都市と地方が分かるという意味でバランスが良い。

 ただ、官房長官から首相への横滑りはよくない。

 第1に、モリカケ問題などでの説明不足の責任を引き継ぐ。

 第2に、霞が関の人事権を8年間も握ってきたことからくる、息苦しさがある。「官僚の専門性尊重」と「政治の意向反映」との両立には、人事権者が適度に交代することが必要だ。

 第3は、対外交渉の経験不足だ。経産相などで対外交渉を実地に経験すべきだ。それも含めて、私は秋の内閣改造で菅氏が重要経済閣僚に転じることが賢明だと思う。

 総裁派閥である細田派のうち、稲田朋美幹事長代行はすでに取り上げた。安倍首相はかつて、「細田派の新四天王」として稲田氏のほか、下村博文、松野博一の両元文科相、そして、残りの1人は「これからの頑張り次第」と言ったことがある。下村、松野両氏に、現職の萩生田光一氏を加えて、いずれも文科相経験者だ。

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