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トランプ氏、大統領選“痛手”か 元有力側近・バノン容疑者逮捕 熱狂的支持者は「裏切り者」扱い (1/2ページ)

 ドナルド・トランプ米大統領(74)の再選戦略に激震が走った。ニューヨーク州の検察当局が20日、オンライン詐欺や資金洗浄などの容疑で、トランプ政権でかつて、首席戦略官兼上級顧問を務めたスティーブン・バノン容疑者(66)ら4人を逮捕・起訴したのだ。メキシコ国境に不法移民を防ぐ「壁」を建設する名目で多額の資金を集め、流用していたという。

 「残念に思う」「長い間連絡を取っていない」

 トランプ氏は20日、元側近逮捕について、こう語った。バノン氏が進めていたのは民間の建設計画で、連邦政府による「国境の壁」とは別だと関与を強く否定した。

 検察当局によると、バノン容疑者らは民間の力でメキシコ国境に「壁」を建設することを唱え、その資金を非営利団体を通じてオンライン上で募る運動で数十万人から2500万ドル(約26億5000万円)以上を集めた。だが、100万ドル(約1億円)以上は壁建設に使われず、バノン容疑者らの個人的な支払いなどに充てられていたという。

 バノン容疑者は、トランプ氏の有力側近で、政権発足当初の2017年1月から、ホワイトハウス首席戦略官兼上級顧問を務めた。トランプ氏の娘婿、クシュナー大統領上級顧問と対立し、同年8月に辞任した。現在も非公式に政権に助言していたとも指摘されており、11月3日投開票の米大統領選に大きな影響を及ぼす可能性がある。

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