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ごみも人情も拾いまっせ! 大阪・新世界の人力車夫の心意気 「今は耐え忍ぶ時。街をきれいにしながら、待ってまっせ」 (2/2ページ)

 新世界を走り始めて気になったのが、道端のごみの多さだった。「街の良いところを見せたい」と思い、営業開始前の朝にごみ拾いをするようにした。一緒に取り組んでくれる商店主らが次第に増え、街は見違えるほどきれいになったという。

 若手の商店主らとは、盆踊り復活やハロウィーンのイベント開催でも協力。人力車の売り上げも順調に伸びた。だが、今年に入り、新型コロナの感染拡大が営業を直撃した。

 「この状況が続くと厳しい。それでも、人を楽しませてお金をもらえる今の仕事は天職」。事業拡大の大志も捨てていない。

 現在は週末を中心に営業。俥天力のホームページで乗車予約を受け付ける。10分間2000円から。乗ってみる?

 新世界 大阪市浪速区にある繁華街。明治政府が1903年に大阪で開催した、第5回内国勧業博覧会の跡地を中心に開発された。パリのエッフェル塔を模した通天閣が12年に完成。遊園地や芝居小屋、映画館もできて発展した。ソース2度漬けを禁じる「串カツの街」としても知られる。近年、下町の雰囲気を求める外国人観光客らの人気を集めている。

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