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李登輝氏の告別式前日に…中国は軍事演習で挑発! 米国務次官の訪台中に中国軍18機侵入 (1/2ページ)

 「台湾民主化の父」李登輝元総統の告別式が19日、台北郊外にある真理大学の礼拝堂で開催される。李氏の死を悼み、最後の別れを告げるため、日本や米国などから多くの要人が訪台しているが、何と、中国は台湾海峡付近で軍事演習を始めた。米台関係の深化を牽制(けんせい)する狙いのようだが、国際社会で理解されると思っているのか。

 「台米は民主主義や自由、人権という価値を共有している」

 台湾の蔡英文総統は18日、李氏の告別式のため訪台した、キース・クラック米国務次官(経済成長・エネルギー・環境担当)との夕食会で、こう語った。

 告別式には、李氏の家族や友人のほか、蔡氏や政権幹部ら計約800人が参列し、蔡氏は「国家に大きな功績があった国民」に贈る「褒揚令」を授与する。

 森喜朗元首相も18日に訪台し、蔡氏との会談で、「日本を出発する前に菅義偉首相から、『蔡総統と台湾の皆さんによろしく伝えてほしい』との電話があった」とメッセージを伝えた。

 こうしたなか、習近平国家主席率いる中国の国防省は同日、中国軍東部戦区が台湾海峡付近で軍事演習を開始したと明らかにした。

 台湾国防部によると、防空識別圏に侵入した中国の軍用機は、爆撃機「轟6(H-6)」2機や、戦闘機「殲16」8機、「殲11」4機、「殲10」4機の18機。少なくとも8機は台湾海峡の中間線を越えたという。

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