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造船街の歴史残すアートな交流施設 大阪・北加賀屋の「千鳥文化」 (2/2ページ)

 食堂を切り盛りするのは、移住して7年というイラストレーターの望月梨絵さん(35)ら。常連客が古着を提供してくれたり、日常生活の愚痴をこぼしていったりという関係も生まれている。「ここを行き場にしている人たちがおり、地域に対する役割があると感じる。アートに関心のない人が興味を持つきっかけになればうれしい」

 地区内に来年、バスの車体を置いた公園を造る構想も。千島土地地域創生・社会貢献事業部の木坂葵さんは「地域の人に徐々に認識されてきた。持続性のある町づくりをしていきたい」と話す。

 

 北加賀屋 大阪市南西部にある木津川沿いの地区。1931年に「名村造船所」が操業を開始、戦後は造船ブームでにぎわった。同社は佐賀県に建造拠点を移し、用地を返還。その後、千島土地がアートによる町づくりを進めてきた。さまざまな分野のアーティストらが制作や展示の場所を構える。工場の壁などに描かれた壁画を目当てにする観光客も多い。

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