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【高橋洋一 日本の解き方】派手さないが、隙もない菅内閣 規制改革は河野氏が最適任 岸防衛相は中国牽制の狙いも (1/2ページ)

 菅義偉内閣の印象をいえば、派手さはないが隙のない、仕事本意の菅首相らしい人事だといえる。菅首相自身が身近で仕事ぶりを見てきた人ばかりで、堅実で鉄壁の人事だ。

 マスコミは、官房長官人事に着目していた。史上最強の官房長官だった菅氏が首相になったのだから、その後任が誰かは当然気になるところだ。菅首相が選んだのは厚生労働相だった加藤勝信氏だった。

 加藤官房長官は元財務官僚で、筆者より1期先輩だ。役人時代から堅実な仕事ぶりだったが、それは政治家になっても変わっていない。仕事量の多い厚労相もそつなくこなした。

 コロナ対応では、初期段階ではいろいろと手違いもあったが、それは世界どこの国でも似たような状況だ。結果として、世界の中で「優等生」だといえるだろう。ちなみに、20カ国・地域(G20)で、人口当たりの感染者数、死亡者数ともに少ない方から3位という好成績だ。人口500万人以上の122カ国でみても、感染者数は少ない方から数えて40位、死亡者数は41位とこれも上位だった。日本発の「3密」は、「3C」と英訳されて世界の標準対処法となり、マスクの効用も世界中に広がった。

 筆者が注目したのは、河野太郎行革・規制改革相と岸信夫防衛相だ。

 行革・規制改革相は、行革・規制改革が菅政権の「一丁目一番地」であることを裏付ける人事だ。これ以上適任な政治家はいないというほど河野氏はこの問題に精通している。

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