記事詳細

欧州コロナ再拡大も日本あわてないで! 「想定の範囲内」の流行拡大に「警戒しつつ静観」 村中璃子氏が緊急寄稿 (1/3ページ)

 欧州で新型コロナウイルスの感染が再拡大している。国内でも厚生労働省に助言する専門家組織が、宮城県や群馬県、千葉県で感染者数が増加傾向で、京都府や大阪府でも増加の兆しがみられると指摘したが大丈夫なのか。独ベルンハルト・ノホト熱帯医学研究所研究員で医師の村中璃子氏は緊急寄稿で、想定内の再拡大にはあわてる必要はないと強調する。

 

 欧州における新型コロナ再拡大のニュースが、日本のメディアをにぎわしている。4連休はコロナ前並みの人出だったという日本でも再拡大が警戒されているが、筆者はいずれも「警戒しつつ静観」という立場だ。

 欧州の流行状況は、国による差も大きいが、同じ国の中でも地域差が大きい。欧州連合(EU)域内でも移動制限が再強化されつつあるが、特定の国全体からの入国すべてを一律に制限するのではなく、特定の国の特定地域からの入国者を対象に隔離や検査などを義務付けるようになってきているだけで、厳密な意味での出入国制限を行っているところはない。

 「外出制限などを決定した」と報じられているスペインの首都マドリードで行われることになった制限も、市内の一部地域に「通勤、通学など必須の理由以外の外出を原則禁止」「薬局などを除く商店を午後10時までに閉店」など、春に実施された制限とはほど遠い緩やかなものだ。

関連ニュース