記事詳細

【「ポスト安倍」時代の政治とメディア】大手ポータルサイトも…ネットメディアの著しい“左傾化” 朝日や毎日からネットに移籍、「新聞社ではできなかったこと」の過激な実態 (1/2ページ)

 連載初回で、「ポスト安倍」時代の左派メディアについて、「反安倍」で凝り固まってきたところから、「そろそろ、現実的な立ち位置を取り戻さないと行き場をなくす」と指摘した。

 しかし、一部はネットに活路を求めている。朝日新聞や毎日新聞などを若くして退社した人たちが、ネットメディアに移籍する動きが目立ってきた。

 ただし、「政治とメディア」の観点から見ると、この人材移動が意外に深刻な事態を引き起こしつつあるように見える。しかも、メディア業界の中ですら、あまり意識されていないことを私は危惧している。

 私が読売新聞を退社した10年前は、新聞社を辞めてネットメディアに行く人材などはほとんどなかった。いや正確にいえば受け皿がなかった。

 だが、2010年代半ば、ハフポスト、バズフィードジャパンといった米系新興メディアの日本版が、国内勢では経済メディアのニューズピックスが、それぞれ創刊。中堅若手が移籍する流れが急速に進んだ。

 既存メディアからも人材が流れたことで、ネットメディアのコンテンツのクオリティーが底上げすることは大歓迎だ。彼らの中には「朝日新聞でできなかったことをやりたい」との意気込みを見せた者もいたが、しかし実態は「第2朝日新聞」の創刊にしかみえない。

 最近では、自民党総裁選の際に岸田文雄政調会長(当時)が自宅テーブルで奥さんと談笑する様子をSNSで公開したところ、ハフポストがその写真を「昭和的な夫婦像」だとレッテル貼りし、逆に批判・炎上を招いた。書いたのは元毎日新聞の女性記者だ。

関連ニュース