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菅首相、習主席と初の電話会談 「国賓来日」議題にならず、尖閣問題にも具体的抗議なし 石平氏「親中派を無視。評価したい」 宮崎正弘氏「親中派に忖度。生ぬるい」 (1/2ページ)

 菅義偉首相は25日夜、中国の習近平国家主席と初めての電話首脳会談を行った。両首脳はハイレベルでの意思疎通・連携では一致したが、習氏の「国賓」来日問題は議題にならず、沖縄県・尖閣諸島周辺海域に中国の武装公船などが侵入していることに、菅首相は具体的に抗議しなかった。政権内の「親中派」の存在が影響しているのか。

 「日中の安定は2国間だけではなく、地域や国際社会にとり、極めて大事だ。ともに責任を果たしていきたい」

 菅首相は会談でこう語った。北朝鮮による拉致問題の解決に向け、中国側の協力も要請した。香港の人権問題を含む「地域、国際社会の関心が高い課題」について今後議論したい意向を伝えた。

 習氏は、菅首相の就任を祝福したうえで、「日本との関係を引き続き発展させたい」と応じた。

 欧米諸国や自民党内には、新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)を引き起こしながら、軍事的覇権拡大を進める中国への批判が噴出している。習氏の「国賓」来日の中止を求める声も強い。

 だが、約30分間の会談で、「国賓」来日は議題とならなかった。菅首相は東シナ海の情勢に懸念は示したが、尖閣周辺での中国公船の暴挙に断固として抗議しなかった。

 中国問題に詳しい識者は、今回の会談をどうみるのか。

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