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日本の伝統を守る!祭り苦肉の「3密」対策 「みこしは車上」「神事はライブ中継」 (1/2ページ)

 祭りの危機を回避するために…。「みこしを車で運ぶ」「神事はライブ中継」。新型コロナウイルスの影響が長引く中、各地の祭りの中には3密(密閉、密集、密接)回避の工夫を凝らすところも出てきた。「いま、できることを」。知恵を絞る担い手たち。日本の伝統を守る気合が伝わってくる。

 例年5月に開催され、東京の初夏の風物詩とされる浅草神社の「三社祭」はコロナの感染拡大を受け、今年は10月17、18日に開催する。芸妓(げいぎ)衆らによる華やかな大行列や町会のみこし約100基が繰り出す「町みこし」は中止したが、神社の御神霊(おみたま)をみこしに乗せ、各町会を回る「宮みこし」は、御用車(トラック)で運ぶ方法で実施する。

 「神様に町をみていただく大切な行事。コロナ禍の中でも、何ができるのか考えた」と話すのは、土師幸士(はじ・こうじ)宮司。「700年の歴史を誇る祭りを続けるため、少しでも前に踏み出さないと」。密を避けるため、宮みこしのルートは非公表。見物人が滞留しないよう注意を呼び掛ける。

 「空気を変えなきゃ。できることはやった方がいい」。浅草で伝統的な草履作りを続ける小川貴由(おがわ・たかよし)さん(80)も賛成だ。

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