記事詳細

深刻な「コロナ鬱」 全国の医師調査「精神疾患が増加」4割が回答 専門家「散歩などのメリハリは精神面にプラス」 (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの感染者が落ち着きを見せ、「Go To キャンペーン」の「イベント」と「商店街」を支援する事業も来月中旬以降の開始が決まるなど、社会経済活動は徐々に活気を取り戻しつつあるが、メンタルの面での後遺症は深刻だ。全国の医師を対象にした調査では、「精神疾患」が増加したとの回答が約4割に達した。自殺者数が増加しているという統計もある。精神的なダメージを和らげるには何が必要なのか。

 芸能界でも三浦春馬さん、芦名星さん、藤木孝さんと自殺が相次ぎ、“コロナ鬱”との関連が懸念されている。

 医療情報提供サービス会社「eヘルスケア」が8月、全国の561人の医師を対象に実施した調査では、コロナ禍の外出自粛や休業要請など生活環境の変化で、患者が増えたり、症状が悪化した疾患を複数回答で尋ねたところ、「不安障害、鬱病などの精神疾患」が38%で最多だった。

 コロナの疑い患者を診察した医師に限ると、精神疾患は47%にのぼった。感染者の後遺症と思われるメンタル面の症状では「悪夢を見る」「うつ状態」「常にコロナにおびえている精神状態」などが多かった。

 こうした心理状態について、明星大准教授の藤井靖氏(臨床心理学)は、「コロナについて不安をあおったり、デマなど不確実な情報が降り注ぐ状況は精神的に追い込まれやすい。周囲に人がいても、体験や感情を共有できず情報を自分だけで受け止めると、極端な判断になりやすい場合がある」と解説する。

関連ニュース