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【長谷川幸洋 ニュースの核心】トランプ氏とバイデン氏、中国と戦える「最高司令官」はどっちか (1/2ページ)

 米大統領選(11月3日投開票)が、いよいよ最終盤に入ってきた。選挙戦を通じて、現職のドナルド・トランプ大統領に不利な情報が報じられ続けてきたが、それで大統領は決定的な打撃を被ったのだろうか。

 私は「そうとは言えない」と見る。最大の理由は、いま「米国は戦時中」であるからだ。言うまでもなく、相手は中国である。しかも、戦いは収束するどころか、これから激化するのが確実だ。

 中国に妥協する気配がないだけでなく、米国の有権者が中国に対する怒りをたぎらせている。米国の知的財産を盗む。南シナ海に軍事基地を建設する。新型コロナウイルスの感染を世界に広げ、すでに米国だけでも20万人以上の死者が出た。

 そんな中で戦われている大統領選は、大統領を選ぶというより「中国と戦う最高司令官に誰を選ぶか」という問題なのだ。このあたりの雰囲気が、日本にはいま1つ、伝わっていない。日本のマスコミ自身が平時モードから抜け出せていないのである。

 米国に住む私の友人は「多くの米国人が『民主党候補のジョー・バイデン前副大統領では中国と戦えない』と思っている。問題があっても、トランプ氏に任せるしかない」と語った。

 なぜ、バイデン氏ではダメかと言えば、息子のハンター・バイデン氏に中国から巨額の資金を得た疑惑があるだけではない。いかにも好々爺すぎて「頼りない」のだ。加えて、認知症の疑いもある。

 そこで、世論調査を見よう。リアル・クリア・ポリティクス(RCP)が算出している各種調査の平均値によれば、9月12~25日時点でバイデン氏支持の49・8%に対して、トランプ氏は42・8%と7ポイントの差がついていた。

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