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「呆れてものも言えない」金正恩“涙の演説”に庶民は冷淡 (2/3ページ)

 以下、インタビューからの抜粋。

 --金正恩氏は国民に感謝と謝罪の意を示して涙ぐんだが、それについての反応は?

 平壌市民「党幹部たちは、元帥様(金正恩氏)を奉じる忠誠の心を人民の心に刻み込んだ、人民が党を信じて従うようになる確実なきっかけとなったと評価している。どの家でも、元帥様が泣かれた場面を見て皆が感動して泣いた」

 地方住民「言葉にして論評する人はいないが、ニタニタ笑うことで反応を示している。感謝と謝罪で涙を流すのなら、庶民が暮らしやすい世の中を作ってくれれば良いのにということだ。テレビに映し出されたのは、彼(金正恩氏)以外は、皆げっそりと痩せて血の気がなくシワだらけの顔の人ばかりで、呆れてものも言えないという雰囲気だった」

 ここで地方住民が「言葉にできない」と言っているのは、金正恩氏を批判したことが当局に知れれば、政治犯として極刑の対象にもなりかねないためだ。

 (参考記事:金正恩命令をほったらかし「愛の行為」にふけった北朝鮮カップルの運命

 --閲兵式で新型ICBMなど様々な戦略兵器を公開した

 平壌市民「元帥様のお言葉を信じる雰囲気だ。あんな現代的な軍事装備や軍服を初めて見た、われわれが苦しい思いをしているのは自衛的国防力強化のためだから、辛くとも元帥様の領導に従っていくべきだと皆が言っている」

 地方住民「変なミサイルがいっぱい出たと囁いているが、ほとんどの人はどれほどすごい威力を持っているのか全然わからず、正直言って興味すらない」

デイリーNKジャパン

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