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JRの終電繰り上げ、損する駅は「車庫」で決まる 私鉄による迂回策考えにくく、場合によってはタクシー利用に (1/2ページ)

 JR東日本と西日本が来春から最終電車の発車時刻を30分ほど繰り上げる。沿線住民にとっては気になるところだが、同じ路線でも影響が大きい駅とそうでもない駅がある。その分かれ目について、専門家は「車庫の存在が境目になっている」と指摘する。

 JR東が発表した繰り上げ対象は山手線など計17路線で、最も大きい繰り上げ幅は高崎線と青梅線の37分。山手線は内回りで最大26分繰り上げる。一方、初電については、中央線各駅停車など計5路線で最大17分繰り下げとなる。

 山手線で終電時間が最も大きく繰り上がるのは、渋谷駅を午前0時39分に発車する内回りの品川行き。池袋行きに変更した上で26分繰り上げる。終電時間はその他の電車でも15~20分程度繰り上がり、午前1時以降の出発はほぼなくなる。

 鉄道ジャーナリストの梅原淳氏は、「都心発の場合、京浜東北線は川崎駅以降、特に桜木町駅までの終電が最大33分と大幅に短縮される。京葉線では海浜幕張~蘇我駅間が最大30分、中央線では八王子~高尾駅間が最大30分と短縮が著しい。その理由は、いずれも車庫から遠い区間となるからだ」と解説する。

 「逆に京浜東北線の蒲田駅、京葉線の新習志野駅、中央線の豊田駅は近くに車庫があるため、著しい影響は受けないのではないか」とみる。

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