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「中国は略奪者」ポンペオ米国務長官が激しい中国批判 アジア各国に“債務の罠”警戒呼びかけ

 アジア歴訪中のマイク・ポンペオ米国務長官は28日、訪問先のスリランカでの記者会見で、港湾整備への支援などを通じてインド洋の島国で影響力を拡大する習近平国家主席率いる中国を「略奪者」と批判した。中国の融資には、返済の滞った国から権益を得る「債務の罠(わな)」との批判が噴出している。スリランカの中国傾斜にクギを刺し、各国に警戒を呼びかけたようだ。

 ポンペオ氏は、スリランカの最大都市、コロンボで、マヒンダ・ラジャパクサ大統領と会談した。その後の会見で、「中国共産党は略奪者だ」などと激しい中国批判を行った。

 中国は巨大経済圏構想「一帯一路」の名の下、多額の借款を発展途上国に押しつけ、借金のカタに重要インフラを奪っている。スリランカは、インド洋に面したハンバントータ港を中国企業に99年間貸し出すことになった。同港は「債務の罠」の典型例とされている。

 ポンペオ氏は同日、やはり中国への債務を抱えるモルディブも訪れ、イブラヒム・モハメド・ソーリフ大統領らと会談し、首都マレに米国大使館を開設する計画を表明した。

 今回のアジア歴訪で、ポンペオ氏は最初にインドを訪問した。27日、インドの外務・防衛閣僚協議に出席し、「自由・民主」「人権」「法の支配」という基本的価値観を共有する、米国と日本、オーストラリア、インドが主導する「自由で開かれたインド太平洋」構想の重要性を訴えた。

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