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【勝負師たちの系譜】羽生善治九段、タイトル通算100期なるか 竜王戦第3局は「仁和寺」が舞台 (1/2ページ)

 羽生善治九段が豊島将之竜王に挑戦する今期竜王戦七番勝負は、羽生のタイトル通算100期なるかと、注目されるシリーズである。

 ただしこの100期なるかのタイトル戦で、これまでに羽生は3度敗れている。レジェンドと呼ばれる羽生にして、あと1期が容易でない年となっているのだ。

 羽生のタイトル戦登場は、2年前の竜王戦の防衛戦以来で、挑戦者となるのも容易ではなくなっている。それだけに50歳になった今、挑戦者となって名乗り出た羽生に対する期待は大きい。

 ここでタイトルを奪取すれば、49歳で初の名人となった、米長邦雄永世棋聖以上の話題となるであろう。

 第1局は先手の羽生が矢倉を目指したのに対し、後手の豊島が角道を止めずに戦いを挑むという超急戦となり、お互い居玉(玉が並べた位置)のまま52手で終局という珍しい将棋となって、豊島が勝利した。

 続く第2局は、名古屋市の「万松寺」で行われた。ここは織田家の菩提寺で、タイトル戦は4回目だ。

 このところ寺社でのタイトル戦が多くなり、第3局も京都市の「仁和寺」が是非ということで、誘致している。84年前の坂田三吉翁対木村義雄14世名人戦が京都「南禅寺」で行われて以来、寺社と対局は相性が良いようだ。

 私は立ち合いでこの将棋をジックリ観察したが、初日の駒を並べるところから新しい発見があった。

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